PlayStation 4で『原神』を遊んでいる方にとって、大切なお知らせが届きました。
長く愛されてきたアクションRPG『原神』ですが、PS4版については2025年9月10日に予定されているアップデートをもって、新しい配信が行われなくなることが明らかになっています。
ただし、すでに本体にインストールしている場合はすぐに遊べなくなるわけではありません。2026年4月8日まではこれまで通りプレイ可能です。
けれども、その日を過ぎるとPS4からアクセスできなくなる点には注意が必要です。
今後も安心してプレイを続けたい方に向けて、データをスムーズに移行する方法や、準備しておくと安心なポイントをまとめて解説していきます。
PS5やPC、スマホ版へ進む際の不安を解消できるよう、初心者でもわかりやすい手順や注意点を整理しました。
「遊べなくなるのでは…」と不安になる前に、移行の流れをしっかり把握しておくことで、大切な冒険の記録を途切れさせずに続けられますよ。
PS4版『原神』が終了に向かう理由とは?背景をわかりやすく解説
PlayStation 4向けに提供されてきた『原神』が、なぜ配信終了を迎えるのか――。
その大きな要因は「ハードの限界」と「データ容量の増加」にあります。
PS4は2013年に発売されてから10年以上が経ちました。
この間にゲーム業界全体が進化し、映像表現やオンライン要素も格段に進歩しています。
『原神』も同じようにアップデートを重ねて成長してきましたが、その裏でゲームデータは膨れ上がっていきました。
現在ではPC版が100GBを超えるほどの容量となり、PS4版も70〜85GBに達しています。
さらに最新アップデート「ナタ」(Ver.5.0)では、新規データだけで20GB近く追加されるなど、プレイヤーにとっても本体にとっても負担が大きくなっています。
運営側はこうした状況を考慮し、PS4では今後の大型更新に十分対応できないと判断しました。
結果として「段階的に配信終了する」という決定に至ったのです。
古いハードが抱える制約を乗り越えることは難しく、進化し続ける『原神』にとって避けられない選択だったといえるでしょう。
PS4版『原神』が終了するまでの3つのステップ
HoYoverseは、プレイヤーが混乱しないようにと配慮し、PS4版『原神』をいきなり打ち切るのではなく、少しずつ区切りをつける形でサービスを終了させていきます。
大まかな流れは以下の3段階です。
区分|日付|内容
---|---|---
ステップ1|2025年9月10日|ストアでの新規配信が終了
ステップ2|2026年2月25日|課金コンテンツの販売終了
ステップ3|2026年4月8日|完全終了(ログイン不可)
ステップ1:2025年9月10日 ― ストア配信の停止
まず最初に訪れるのが、PS Storeからの削除です。
この日以降、新たにPS4版『原神』を入手することはできなくなります。
ただし、過去に一度でもダウンロード履歴がある人は安心です。
ライブラリから再取得が可能なので、誤って削除してしまっても復元できます。
ステップ2:2026年2月25日 ― 課金アイテムが買えなくなる
次の段階では、有料コンテンツの販売が終了します。
たとえば「創世結晶」や「空月の祝福」といった課金アイテムが購入できなくなります。
すでに購入済みで未受け取りのものは、サービス終了日まではPS4で受け取れます。
ただし、終了後は受け取り自体ができなくなるため、余裕をもって確認しておくことが大切です。
ステップ3:2026年4月8日 ― サービス完全終了の日
最後の節目がこの日です。
PS4からログインができなくなり、プレイ自体が一切不可能になります。
同時にアップデートやサポートの提供も終了し、PS4版『原神』は正式に幕を閉じることになります。
長く親しんできた冒険の舞台が終わりを迎える日でもあるため、プレイヤーにとって特別な区切りの日になるでしょう。
他の機種では『原神』を引き続き楽しめる
PS4版の終了は少し寂しいニュースですが、安心してください。
実はこれはPS4だけの話で、ほかのプラットフォームには影響がありません。
PlayStation 5やPC版、さらにはスマートフォン向けの『原神』はこれまで通り遊ぶことができます。
もちろん、Xbox Series X|Sでも変わらず冒険を続けられます。
また、最新アップデート(Ver.5.0以降)についても、ハイスペックな機種であれば十分に対応できる見込みです。
むしろ処理速度や画質の面では、PS4よりも快適なプレイ体験が期待できるでしょう。
つまり、今後も『原神』を楽しみたいなら、PS5やPC、スマホ版に移行することで安心して遊び続けられるのです。
PS4版『原神』から他の端末へデータを引き継ぐ方法と準備のポイント
PS4で遊んできた『原神』を今後も続けたいなら、まず「miHoYoアカウント」との連携作業が欠かせません。
この作業を済ませておくことで、PS5やPC、スマートフォンなど他の端末でも同じデータを使って冒険を続けることができます。
ここでは基本的な流れと、気をつけたい注意点を整理しました。
アカウント連携の手順(PS4/PS5から行う場合)
-
「オプション」から「アカウント」→「カスタマーセンター」を選択
-
「ユーザーセンター」に進み、「アカウント連携」をタップ
-
まだ使っていないメールアドレスとパスワードを登録
-
そのメールに届いた認証コードを入力して確認
-
登録したメールアドレスを使い、他の端末からログイン可能に
移行をスムーズにするための注意点
-
アカウントを連携していないと、PS4に残っている進行データは別機種へ移せません。
-
課金アイテム(創世結晶など)は、購入したプラットフォームでのみ利用できる仕様です。
-
日本から遊ぶ場合は、必ず「アジアサーバー」を選択する必要があります。
少し手間に感じるかもしれませんが、このステップを済ませておけば安心です。
大切に育ててきたキャラクターや進行状況を失うことなく、PS5やスマホでも快適に『原神』を楽しめますよ。
『原神』はこれから高性能なデバイス向けに進化していく
開発チームは今後、『原神』にさらに広大なマップやリッチな表現を盛り込む予定です。
その分、動作に必要な性能も少しずつ高くなってきています。
公表されている主な動作要件
こうした条件を見比べると、PS4はどうしても最新基準を満たせません。
たとえるなら、大きな荷物を古い旅行カバンに詰め込もうとしているようなもので、無理が出てしまうのです。
そのため、今後追加される大規模なコンテンツにPS4が対応し続けるのは難しいと判断されています。
逆に言えば、PS5やPC、スマートフォンのような高スペックな環境こそが、『原神』の世界をこれからも快適に楽しむための前提条件になっていくのです。
PS4版『原神』が終わる前に準備しておきたい3つのこと
PS4で『原神』を楽しんでいる人にとって、サービス終了は大きな節目になります。
その時に慌てないためにも、事前に押さえておきたいポイントを3つにまとめました。
1. 本体にゲームデータを残しておく
まだインストールしていない人は、今のうちに必ず導入を。
すでに遊んでいる人も安心のために再インストールをして、ライブラリに登録しておくのが賢明です。
2025年9月10日を過ぎると、PS Storeから新規に入手できなくなるため、「消してしまったらもう取れない…」という事態を避けるための保険になります。
2. アカウント連携を忘れずに
大切なプレイデータや課金情報を守るには、miHoYoアカウントとの紐づけが必須です。
この作業をしていないと、PS4版が終了した時点で他のデバイスに引き継ぐことができません。
「もう少し後でいいや」と思っていると、気づいたときには間に合わないかもしれません。
余裕のある今のうちに、しっかり手続きを済ませておきましょう。
3. 移行先の機種を考えておく(PS5がおすすめ)
どの端末に移行するかを決めておくことも大切です。
PS5であれば、PS4のデータをそのまま使えて、動作の快適さや画質の美しさも段違いです。
もちろん、PCやスマートフォンへの移行も可能ですが、操作性や安定感を重視するならPS5が最有力候補といえます。
自分のプレイスタイルに合わせて、移行先を早めに決めておくと安心です。
まとめ:『原神』をこれからも楽しむためにできる準備
PS4版『原神』の終了は少し寂しいものですが、世代交代という流れを考えると自然な決断ともいえます。
ただし、HoYoverseはプレイヤーが困らないように、突然の終了ではなく段階を踏んで移行できる仕組みを整えています。
まるで引っ越しの際にサポートスタッフがついてくれるように、スムーズに次の環境へ進めるよう配慮されているのです。
特にPS4ユーザーにとって大切なのは2つのこと。
まず、2025年9月10日までにゲームを本体に確保しておくこと。
そして2026年4月8日までにアカウント連携や移行作業を完了させることです。
この準備を早めに済ませておけば、大切なデータを失う心配もなく、引き続き『原神』の広大な世界を旅することができます。
今は次の冒険への一歩を踏み出す準備期間と考えて、安心して未来のプレイ環境へ備えていきましょう。